JPIHではこれまでハワイにおける地上手配システムであるSUCCESSシステムを使用して業務を行ってきた。
しかし、1993年より稼働しているため対外システムとの連携が難しい点やシステムそのものの老朽化による保守の限界があり、再構築を行うこととなった。
この新システムSUCCESS-Ⅱを開発する上での大枠として以下のような条件を付けられた。
『短期間での開発』
大規模なシステム開発ではあるが約1年間という短期間での開発が急務である。
『既存資産であるIBM I-5をそのまま使用する』
これまで使用していたIBM I-5への信頼性や運用性の高さを理由にそのまま継承することとした。
『高いユーザインタフェースの実現』
CSSやWebへの対応を行うためGUI画面を実装し高いユーザインタフェースが実現できる環境を構築できるようにする。
『JPIH社の独自開発として開発する』
経費圧縮や開発における社内体制を構築するために業務委託ではなく自社での独自開発とする。
以上の条件に適合する開発システムとしてGeneXusを利用しアプリケーションアシスト株式会社と協力して新システムを構築することとなった。
GeneXusを利用した開発を行うことの決め手をなった要因は以下の理由によるものである。
1. IBM I-5の継続利用が可能
2. 多プラットフォームに対応した開発が可能
3. ライセンスにおける体系が単純で費用も予算内に収まる
4. 開発環境や設定が容易で初めての開発でも短期間でエンジニアの育成が可能
5. GeneXusジャパンによるサポートが受けられる。