#実装方法:正規表現とモジュール化②
2021年11月29日
こんにちは、渡邉です。
前回は、値のチェックの方法としてGeneXusで正規表現を使った実装をご紹介しましたが、
今回は正規表現チェック のプロシージャのモジュール化についてご紹介したいと思います。
前回の記事 実装方法:正規表現とモジュール化①
モジュール化の手順
まず、モジュールを右クリックし、モジュールのパッケージを作成を選択します。
次に、パッケージに関する情報を入力します。
OKをクリックして、モジュールのパッケージが作成完了です。
そうすると、このようにファイルの実態が作成されます。
別のナレッジベースへのモジュールインストール方法
まず、パッケージ化されたファイルを配置します。
(先ほど作られたファイルの実態を %appdata%\Roaming\GeneXus\GeneXus\17 に配置)
※GeneXus の参照モジュールの管理には、まだローカルモジュールしか表示されません。
つまり、%appdata%\Roaming\GeneXus\GeneXus\17 にあるモジュールが検索されます。
次に、参照モジュールの管理からモジュールをインポートします。
作成されたモジュールのオブジェクトは読み取り専用となり、プロシージャソース等は表示されません。
(使用できる関数の引数、戻り値は確認可能です。)
インストールしたモジュールを使用する
インポートしたモジュール「aacmnlib」の使用例
実行結果
まとめ
以上、 今回はモジュール化の方法をご紹介 しました。
モジュール化することで、ビルドパフォーマンスが向上するという利点が良いですよね。
また、新規にシステムを立ち上げる際に、全く同じ実装をする手間やテスト工数も不要になります。
配布元と同じGeneXusバージョンにする必要がありますが、コードを伏せたい場合にも最適です。
ちなみに、モジュール化作成時にどこからも参照されていないオブジェクトはインポート先のナレッジベースで使用できないのでお気を付けください。
この記事がお役に立てれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。